もっと知ろうこどもの病気
ロタウイルスワクチン
ロタウイルスによる下痢はこどもに多くみられ、とくにはじめての感染では重症になりやすいので注意が必要です。5歳までに下痢で入院しなければならなくなったこどものうち、その原因の半分がロタウイルスによるものです。
ロタウイルスワクチンについて
ワクチンをうつと、かからないか、かかっても軽症ですみます。
ほとんどの先進国では、ロタウイルスワクチンは乳児期の定期予防接種に組み込まれていますが、日本では任意接種となります。
ワクチンをうてる期間は限られます
ロタウイルスワクチンは甘いシロップ状の生ワクチンです。
生後6週目(42日目)から接種でき、4週間あけて2回目(3回目)を行います。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンとの同時接種が可能です。お早めにご相談ください。
夜尿症
夜尿症の多くは、心配しなくても良くなっていくものです。大人になればほとんど治ります。
といっても、本人よりも後始末をしなければならないご家族がお困りのことも多いのではと思います。
夜尿症には大きく分けて、二つのタイプがあります。尿が多い多尿型と、尿を貯めたり、排尿反射などの膀胱の働きが未熟な未熟膀胱型です。3分の1の方が両方があわさった混合型とされます。
まず、夜尿症のタイプを検討します。
次に尿検査、エコーをおこないます。
その上でどの方法が一番よいのか考えましょう。